itskameoka’s diary

8)ホスト上級編

 

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ようやく結果が出始めるとそこからは世界が一変します

 

給料も増えて、良い家にも住めて

 

魅力的な先輩も多かったのでますます成長できる気分でいたし、もっともっと良くなっていくんだ、という思いしかありませんでした

 

ああいった世界のランク分けを分かりやすくすると

 

A+)1位

A)2位,3位の人

B)4位〜6位が次に、

C)7位〜10位があり

D)11位〜20位以内、

E)21位〜の人

 

といった感じ(分かりやすいよね笑)

 

当たり前だけどEの人がもの凄い多いわけで当時は7,80人くらいいたと思います

でようやくC,Dのとろこに行けたってことで世界が変わってくるわけです

 

新人としてはなかなかの異例で、歴代のそういう人って花道ロードに乗る人

僕もそのはずだったのに唯一違うところは、おっさん一本柱

異例中の異例です笑

 

時間帯が違う先輩らが居て滅多に会わないんですが、たまにこっちの時間帯に来たりして「君おっさんで売れた子やろ?」と

「はい(照)」

と意外と恥ずかしい気持ちを抱きながら葛藤はしていました笑

 

売れっ子の中に入っていっても明らかに毛色が違うし

ただその恥ずかしい期間は期間で10位以内に入ると雑誌に載せてもらえるので、そこから徐々にお客さんが増えてきました

 

本当に鉄球が転がっていく感じです

 

良い軌道に乗っかっている気分でした

 

ただ一定のところまでは行けるのですが更に上、Bランク以上のとろこまではなかなか行けず

 

もちろん先輩らが凄いと言うのもあるのですが、なんかそれ以上に超えられない壁みたいなものを感じて

 

それってホストブームを経験したかどうかで、僕が大阪に来た頃がホストブームのピークだったらしく、入った頃にちょっと下火な状態

 

それを味わっていると味わっていないと言うのは根本的に知名度が違うので

 当時は全国放送のテレビでも度々取り上げられるので、お客さんも凄い来るし

 

僕が入った頃は規制がきつくなった時代だったのでテレビも少なくて

下火とは言っても知名度が凄い店だったので新人は結構入ってくるのですが、1年くらいたっても結構残らず、1年上の先輩や2年上の先輩らは結構いるのに後輩が少ない状況でした

 

2,3年務めている中堅、それ以上のベテラン層は結構いるのに同期や後輩が少ない

 

多分それが今になって思えば負の前兆だったのかも知れません

悪い環境だったのかもね

 

そんな感じで入ってから1年半くらいの時期に転換期が

 

頭一つ抜け出していて四天王と呼ばれる存在がいたのですが、内3人も独立しました笑

 

その下についていた人らもごっそりと抜け僕はいつの間にかNo.上位になっていました

 

実力もまだまだなのに自分の順位が2位や3位が当たり前になって

 

一気に上位になったのプレッシャーと、やる気のある先輩や仲の良かった先輩らが抜けた虚無感とで色々な感情を整理できないまま、とりあえずここまで来たら1位を目指そうか

 

あとその頃かその前には男性のお客さんもいなくなっていました

400万の負債を残してね笑

 

当たり前ですが、売れているとはいえその補填のダメージはかなりデカイし、売れっ子の先輩らが抜けたお店は自分にとって悪い環境となっていきました

 

遅刻が常習化し、罰金の額を自慢し合うような環境(遅刻は罰金制)

僕も毎月30万くらい払っていたと思います

 

最初は高いと思っていたのにね、自分も感化されてね

 

なんかモヤモヤしながらもそれなりに満足はしていたので「これで良いか」と現状を変えず、「ただ1位を取れば世界は変わるのだろう」と言う思いは漠然と持ってました

 

それが焦りとなって当時は何かとイライラしていた記憶があります

 

で、念願の1位を取ったときに世界は変わらず、一週間の休みをもらって旅行に行けば自分が見つかると思い初の東北に行ったものの次の日に帰ると言うちんぷんかんな行動をしてなんとなくで働いていました

 

完全に生意気な奴になっていました

 

で、そこから半年くらいは1位をポツポツ取ったりしていたけど、年末のカウントダウンの日、月末最終日に店に行かなくなりました

 

「もっいいや」と全てが嫌になって

 

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